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海洋深層水・美肌の秘密

基礎化粧品の「水」は、華やかな機能性成分と比較すると地味な存在ですが、他の成分を溶かし込み、その特性を引き出す重要な役割を担っています。
つくるコスメが選んだ「水」は、高知県・室戸の「海洋深層水」。一時期のブームは過ぎたものの、本物は時を越えて残るもの。あらためて「何故、海洋深層水なのか」を整理しました。

海洋深層水イメージ

美しい深海の水

海と健康、美容効果の諸説は紀元前まで遡ります。古代ローマには「海はすべての人々のけがれを洗い流してくれる」という言葉が残され、その後、海洋療法である「タラソテラピー」が生まれたと伝えられています。

化粧品原料の「水」として海洋深層水が使用されたのは、その歴史からするとごく最近のこと。何千年もの歳月をかけて地球を循環してきた美しい深海の水は、世界的なコスメトロジストによって画期的な製品となり、私たちのもとに届けられました。

海洋深層水の特性

海洋深層水と美容については、日本ではじめて海洋深層水の取水を開始した高知県など、各地で研究が行われました。その結果、海洋深層水の成分は、胎児を育む羊水に近いこと、海洋深層水を脱塩した水(Reverse Osmosis Water/略称:RO水)は、一般的な化粧品原料である精製水と比較し、肌への浸透性、保水性に優れていることが解明されています。

 

海洋深層水と基礎化粧品の水

1.深海の美しい水
室戸の海洋深層水は、陸からの人為的な汚染物質が少ない環境にあり、極めて清浄性が高いことが特徴です。

2.胎児を守り育む羊水に近い成分
海洋深層水の成分は、胎児を守り育む羊水に非常に近く、肌への浸透性に優れています。古代の海水は羊水と同じ成分であったと言われています。

3.理想的なPH値
海洋深層水を脱塩した水は、肌の一般的なPH 4.5~6.5に近い値となっています。浸透スピードが速く、肌を本来の正常な状態へと導きます。

4.肌への馴染みのよい感触
毎日使用する化粧品は、その感触も大切な要素です。精製水と比較した官能実験検査では、肌への馴染みの良さ、柔らかさ、しっとり感などの優位性が示されました。

線維芽細胞の活性化と海洋深層水

最近の研究では、海洋深層水のミネラル成分が、肌のハリや弾力の鍵を握る「線維芽細胞」の活性化に働きかけることも明らかになっています。
 
線維芽細胞は、表皮の内側にある真皮に存在する「母細胞」であり、真皮を構成するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を産出する働きを持っています。
 
肌のハリや弾力は、線維芽細胞の活発な働きによって保たれ、加齢や紫外線の影響によってその働きが衰えると、シワやタルミの原因となります。

皮膚の構造と繊維芽細胞
高知県室戸の海

つくるコスメと海洋深層水

つくるコスメの製品は、室戸沖・水深約344メートルの深海から取水ターミナルを通じて工場までダイレクトに供給される海洋深層水を脱塩、精製し、肌に近い弱酸性にPH値を調整した「水」をすべてに使用しています。
 
肌にやさしく、美しい深海の水。シンプルなコスメだからこそ、「水」そのものの良さを大切にしたいと考えています。